2019 /11 /19
本邦初公開!外気導入と外付けドラフトスタビライザー
1 屋根抜き垂直出し
2 外気導入(燃焼室への空気供給)
3 外気導入(ドラフトスタビライザーへの空気供給)
この組み合わせが煙突設置方法では最良の工法ではないでしょうか?
現代の住宅は高気密高断熱仕様が多くなってきました。
なので24時間換気システムや、キッチン、お風呂、トイレ等、沢山の換気扇が付いています。一般住宅は、第3種換気(自然給気/機械排気)ほとんどです。
そんなメカメカしい最近の住宅での火のある暮らしは、排気過多で室内が負圧になり、薪ストーブの煙が排出されず、煙が室内に逆戻り、煙突が給気口の役目になります。しかし室内の空気を使わなければ、煙の逆流は避けられます。
しかし、問題はそれだけでしょうか?竹小舞下地荒壁仕様の伝統的な工法の日本家屋では負圧による煙の逆流こそ少ないですが、木製建具や土壁の仕様の”夏を旨とすべし”の日本家屋は低気密です。室内の空気を使った分、暖かい室内をめがけて、外の冷気が入り込んできます。なので低気密住宅でも外気導入は大きな効果があるのです。
室内の空気を使わず、部屋を暖め、進みすぎた燃焼を冷たい外気で煙突内の上昇気流(ドラフト)を抑えるのは一番、理にかなっております。薪ストーブ設置工事の参考にしてください。
鳥取 山下建築株式会社