薪ストーブと
ちょっとトクベツな暮らし

薪ストーブがある暮らしは、
ちょっぴりトクベツです。
いつもの暮らしに加わる
トクベツをご紹介します。

ドラフトスタビライザー

ドラフトの調節で燃焼効率アップ

パナデロのストーブではほとんどのユーザーさんが取り付けているオプションの煙突パーツ、「ドラフトスタビライザー」。直訳すれば、ドラフト調整装置です。薪ストーブは、薪の燃焼と垂直に立ち上がる煙突の組み合わせで起こる煙突効果(Wikipedia参照)により、燃焼に必要な空気を取り込み、燃焼後の排気を煙突から行う自然の仕組みを応用した暖房器具。それはすなわち、排気量を決定する煙突内の上昇気流=ドラフトの強さを調整すれば、燃焼に必要な空気の量も調節され、燃焼の強さも調節される、ということです。

薪が燃焼しすぎている時というのは、燃焼に必要な空気の流入量が増え、また煙突内も高温でドラフトが強くなり排気量も増えています。ドラフトスタビライザーは、煙突内の気圧が一定以上になると弁が自動的に開き、煙突内に直接空気を取り込み、火室内から煙突に吸い上げられる排気量を減少させます。それに伴い、火室に取り込まれる空気の流入も減少し、薪の燃焼も穏やかになるという仕組みです。

薪の過燃焼は、煙突から無駄に熱をどんどん逃しながら、薪の消費量を必要以上に増やし、また高温の燃焼で薪ストーブも傷むという悪いことだらけ。特に、針葉樹などの油分を多く含む薪を使用する場合は、薪が高温で一気に燃えるためにそうした状態になりやすくなります。しかし、ドラフトスタビライザーがあれば、針葉樹メインで使用していても、広葉樹を使用している時のように安定して燃やし続けられます。これまでのように、薪ストーブ本体の空気調整レバーや、ダンパーなどの煙突パーツで手動で燃焼を調整する必要は一切なし、ドラフトスタビライザーなら取り付けるだけでOK!画期的なアイテムなのです。

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